職人のモチベーションについて

アステックペイントの売上が1,000万円以上を超える加盟店様だけが参加できる「アステックパートナーズクラブ」を11月に開催いたしました。
パートナーズクラブでは、過去2年間、塗装職人の採用、教育、評価制度などを中心に議論をしてきました。そして今年からは、職人のモチベーションについても数回にわたり議論しています。その背景には、“せっかく採用してもすぐ辞めてしまう”、“会社が決めたことをやらない”、“工事の生産性や品質を上げるための努力をしない”等の課題があります。
各加盟店様が職人のモチベーションアップのために行なっている取り組みについて、パートナーズクラブで発表していただきました。

① LINE等を使っての情報共有、飲み会の定期開催、イベントや祭の開催などコミュニケーションの量 を増やす取り組み
② 営業への貢献や技術資格の獲得等に対して報酬をしっかり払うこと
③ お客様アンケート等を通じて、評価や名誉を与えること
④ 技術スキル向上のサポート
⑤ やった分だけ評価される評価制度の仕組みづくり

このような各加盟店様の職人のモチベーションアップに向けた取り組みを整理すると、大きく二つの要因に分けることができます。一つ目は職人のモチベーションが「上がる要因」、二つ目は「下がる要因」です。

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この二つの要因に対する取り組みは、大きく分ける必要があると考えています。
「上がる要因」に対する取り組みは、絶対条件ではなく、あれば望ましいものです。会社の余力の範囲でやり続ければ効果はありますが、短期的な効果しか発揮されないため継続しなければ意味がないものとなります。一方で「下がる要因」は、放置すれば職人のモチベーションは下がり続けるため、基本的には全て解決しなければならない内容です。仮に少しずつでも会社側が改善をしている努力を見せなければ、組織を維持していくことはほぼ不可能でしょう。

しかしながら、「下がる要因」となる給与、働く環境、ビジョンなど職人が本当に求めていることに対して取り組むことをせずに、「上がる要因」であるイベントや祭などに力を入れている会社は少なくありません。
職人のモチベーションアップの取り組みにおいて重要なことは、まず「下がる要因」を明らかにし、一つずつ改善していくことなのです。ここで「下がる要因」の問題の根底を考えてみますと、社長の言動や考えに起因する場合がほとんどです。つまり、結局は社長自らが変わること以外に職人のモチベーションを改善する方法はないということになります。
職人や社員のモチベーションアップの取り組みには、時間やお金が掛かることが多いのは事実です。しかし、真の原因となる社長の意識や行動は、短期的に、コストを掛けずに改善することが可能です。そこで、パートナーズクラブでは、どのようにして社長自らが変わり、職人が喜んでモチベーション高く働ける環境を作るか、今後、議論していきたいと思っております。また追ってご報告いたします。