未来の住宅リフォーム市場のメインプレイヤーは誰か?

住宅リフォーム市場への異業種参入が、益々激しくなってきています。

当然、参入しても全く成功できずに撤退していく企業も多数ありますが、

住宅リフォーム市場の厳しさが増していくことだけは今後も変わらないと思われます。

私の主観的な仮説ですが、住宅リフォーム市場における、塗装の受注比(各プレイヤー〈参入企業〉)を円グラフにまとめてみました(表1参照)。

今後の動向として、大手ハウスメーカーが受注比を高めていくことが予想されます。そして、全国的な広告宣伝や知名度を活用できる大手の力により、空白地帯がさらに比率を高めていくことも考えられます。

 

住宅リフォーム市場における、未来のメインプレイヤーは?

日本社会の発展の歴史を見ていくと、アメリカで成功したビジネスモデルが、時を経て、日本で成功する事例は数多くあります。

例えば、20年以上前にアメリカで巨大なショッピングセンターを見た時には衝撃を受けました。

当時、日本にはデパートかスーパーマーケットぐらいしか無かったと思います。しかし、それから約5年後、日本でも全国の至るところに巨大なショッピングセンターが建ち始め、地場で小さく営んでいたあらゆる小売業のお店を飲み込んでいきました。このような事例は多く、ファーストフード、シネマコンプレックス、ドラッグストアなども、アメリカ生まれのビジネスが時を経て日本でも主流になっていったケースです。

それでは、アメリカの住宅リフォーム市場はどうでしょうか?

10年程前に、あるコンサル会社の企画するアメリカの住宅リフォーム市場視察ツアーに参加したことがあります。

当時は、日本とは全く異なる姿を見て、日本でのビジネス展開にはあまり参考にならないと思っていたぐらいでした。

しかし、現状を見ると、かなりアメリカに近づきつつあると感じるようになってきました。

当時のアメリカは、「ホームセンター」が住宅リフォームの中心になっていました。想像を超えた規模の大きさの敷地にあらゆる建材が販売されており、消費者だけではなく、業者もホームセンターで購入していました。そしてリフォームを検討する人は、業者と一緒にホームセンターを訪れ、必要な部材を業者と一緒に選び、業者には材工分離で発注を行なっていました。

当時感じていたのは、アメリカの住宅リフォームの中心はホームセンターが担っているということでした。

そして今、日本の住宅リフォーム市場は、確実に当時のアメリカに近づいてきています。日本のホームセンターは益々巨大化し、業者も地元の建材屋では無く、ホームセンターで購入する時代となってきています。さらに、ホームセンターも住宅リフォーム工事を請け負うようになってきました。

まだまだ手探り状態で、アメリカとは多少異なったビジネスモデルではありますが、大きな勢力になってくることは間違いありません。

我々は、未来の住宅リフォーム市場の勢力図を想像し、地元での強み・弱みを把握し、今から準備をしていく必要があります